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相対的貧困 (Relative poverty) の概念は不要

1: ウナギ警察 2016/08/25(木)18:46:33 id:M31
既存の「所得格差」「収入格差」という用語で充分。
「相対的貧困」という用語自体が、「所得格差を減らすべき」という価値判断を含んでいる。
相対的貧困は経済学用語からは排除して、収入格差などの用語に置き換えるべきである。

 

2: ウナギ警察 2016/08/25(木)18:48:31 id:M31
教育産業の授業料は、賃金水準に比例するだろう。
よって、国民間の収入格差は、教育格差につながる。

なので、行き過ぎた収入格差があれば、それは格差是正の必要があるか、
もしくは、給付奨学金などの充実が必要だろう。

しかし、そのことと、「相対的貧困」 (Relative poverty)の用語の必要性とは別問題である

 

3: ウナギ警察 2016/08/25(木)18:56:21 id:M31
教育などのサービス産業の対価は、人件費に比例する。

さて、もし、そのサービス産業に参入する供給者が増えれば、需給原理によって価格は低下するが、
しかし大学などの高等教育というサービスの場合、原理的に、教育レベルが高いために供給が少ないほどに意義があるので、高等教育の価格が下がりづらい。

専門教育の学費も、大学ほどではないが、
そもそも専門家とは、原理的に専門訓練を受けてない一般人ではサービス供給できないからこそ、専門家の意義があるので、
専門教育も供給が少なくなりやすく、よって専門教育の価格は(普通教育の価格と比べると)下がりづらい。

いっぽう、製造業などの製品の価格は、技術が発展すれば、価格が低下する。
ならば、製造業のノウハウを活かして、高等教育も工業化すれば価格を低下できるのでは?
なるほど、インターネットを用いた教育など、その例か。

 

4: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:03:01 id:M31
NHK番組の「貧困」女子高生の報道の問題を、NHKに文句を言うのは、スジ違い。
相対的貧困 (Relative poverty) は、国際的にも普及している用語である。

相対的貧困の概念自体を発明したのは、欧米の誰かさんであり、もし「相対的貧困」に文句をいいたいのなら、
その概念を鵜呑みにしてる欧米人を馬鹿にすべきなのである。

NHK番組の例の女子高生の場合、今のところ、家庭収入が平均並みかそれ以上とは、まったく証明されていない。
よって、低収入という自己申告どおりだとすれば、低収入であることには変わりない。
それを国際的な学術用語で言えば、相対的貧困になるわけだから、
なるほど「貧困女子高生」なわけだ。相対的だがな。

 

21世紀の資本

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5: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:12:30 id:M31
「相対的低収入」という用語に置き換えるべきだろう。
このほうが正確だ。

「貧富の差」という用語があるので、そこから連想したのかもしれないが、
しかし、大富豪がいる国では、その大富豪のぶんだけ、一般人ですら相対的に低収入になるので、
その一般人すらも「貧困」というのは、おかしな用語だろう。

たとえドイツのように大学が無料の国でも、もし大富豪が増えれば、一般人は相対的に低収入になる。

 

11: 名無しさん@おーぷん 2016/09/10(土)20:17:02 ID:3Go
>>5
> しかし、大富豪がいる国では、その大富豪のぶんだけ、一般人ですら相対的に低収入になるので、
> その一般人すらも「貧困」というのは、おかしな用語だろう。

平均値の1/2というならそう言えそうだが、
中央値や最頻値を使えば、相対的貧困は妥当な概念じゃないだろうか。

個人の効用(幸不幸の価値観)は、
その社会に属する人々にとって相対的基準に左右されるもの。
つまり「人並みの生活」ができているかに大きく左右されている。

学校に行かないことがありふれている社会の中で学校に行けないのと、
たいていの人が学校に行っている社会で学校に行けないのとでは
人間にとっては不幸度た決定的に違う。人間は社会的動物だからね。

 

6: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:24:08 id:M31
NHKは、次のように報道すれば良かったんである。
「日本のように物質的に豊かな国において、ある家庭が「相対的に低収入である」という「所得格差」は、一見すると、あまり問題がないように見えがちですが、
家庭の教育格差やIT知識の格差などに、つながりやすいんですよ」
「その教育格差、IT知識の格差によって、就職も不利になるので、次の世代にも所得格差が固定されやすいという問題点があるんですよ」
・・・と。

なのに、このように論点を明確化せず、あたかも物質的にも不足してるかのように「パソコンが買えない」とか報道するのは、
KHKが、相対的低収入と、物質購買力の不足とを混同してるんである。
それは、そもそも、この問題に取り組んできた共産党が、
党の都合によって、相対的低収入と、物質購買力の不足とを、ある都合で同一視したり、ほかの都合では同一視せず区別したりと、
恣意的に扱ってきたからである。

うがった見方をすれば、NHKが、わざと相対的低収入と物質購買力の不足とを混同しやすい報道をしたのではないか。
だとしたら、そういう、わざと混同をまねく報道こそが「ヤラセ」とネット世論にて批判されるべきなのだろう。

 

7: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:28:48 id:M31
高等教育の学費の高騰の社会問題については、とりあえず、
理工学部のような日本の産業を支える分野の職業教育すらも、その理工学部の学部の教育ですら、学費が高いのは、社会的に問題であろう。

 

8: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:40:53 id:M31
なお、「入試の成績優秀なら、給付型の奨学金があるじゃないか」とか言って、
高等教育の学費を下げることに反対する意見もあるが、
その意見はマチガイだろう。

まず、入試の得点と、学力が一致しない。たとえばマーチやニッコマなどの大学生に、灘中学や開成中学などの難問の多い入試問題のを解かせても、たいして解けないだろう。
このように、学力が大学レベルに高度だからといって、中学や高校のテストで成績がいいとは限らないのである。

また、もし入試問題が簡単な大学を受験しても、その場合、ほかの受験生も高得点を取ることになるので、結果的に受験者のうち入試得点がトップレベルでないと、給付奨学金の対象にならない。
たとえば昭和後半や平成初期の受験戦争の時代、大東亜帝国ですら倍率が20倍とかの時代があった。
むしろ入試偏差値のひくい大東亜などの大学のほうが、倍率が高いため、マーチや日大などを狙う高学力層の受験生にとっては合格が難しいかも、と言われた時代もあったのである。

となると、入試の合否の有無は、勉強家であるかどうかよりかは、塾や予備校に通えるなどの試験対策の充実とか、そういう特殊な訓練をしないと、合格しづらい時代もあった。

にもかかわず、大学入試での得点と、その人物の学力が一致すると思ってる連中ってのは、「学力」についての理解が、小学校~中学校といった義務教育レベルで止まってる連中なんだろう。

まあ、でも日本企業は、出身大学にて、就職活動での採用を判断する。つまり日本企業の「学力」の発想が、底辺の発想なんだろう。
なるほど、日本企業が欧米の企業との経済競争にて辛酸を舐めるわけだな。

 

9: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:52:06 id:M31
くだんの「貧困」女子高生の部屋に雑貨がいろいろあるのをネットで批判してる連中がいるが、
しかし、そいつら批判者がリフレ論者だったりするようで、リフレ派が馬鹿すぎて笑える。

雑貨の消費なんて、まさにリフレ的な行為じゃないか。
みんなが生活必需品しか買わなくなったら、それが「不況」「デフレ」だろう。
ネットのリフレ派は、論理矛盾に気付かない経済音痴の馬鹿ばっか。

 

10: ウナギ警察 2016/08/25(木)19:58:47 id:M31
ああ、思い出した。
バブル崩壊後のときも、今のネット上での「貧困」女子高生への批判みたいに、
バブル的な消費をガマンしようってな感じの節制を唱える世論があったんだ。
それがデフレを招いたんだが、リフレ派は気付かないらしい。

結局、ネット上の「リフレ派」って、たんなる自民党へのカルト的な支持者にすぎず、
「寄らば大樹の影」「長いものには巻かれろ」「赤信号、みんなで渡れば、怖くない」ってな連中。

反自民にシールズみたいなカルト的サヨクがいるのと同様、自民支持者にもカルト的ウヨクがいるのだ。

もし自民党が経済政策を変えて、デフレ容認の方針になったとしたら、それまでの自称「リフレ派」はコロッと経済理念をデフレ容認に変えるんだろうな。

 

12: 名無しさん@おーぷん 2016/09/10(土)20:20:38 ID:3Go
学校に行かないことがありふれている社会の中で学校に行けないのと、
たいていの人が学校に行っている社会で学校に行けないのとでは
人間にとっては不幸度が決定的に違う。人間は社会的動物だからね。

前者の社会では学校に行けなかったことは不効用0でその個人に大して
不利益をもたらさないけど、後者の社会では効用がマイナスの値になる
ことは必須でしょう。つまりそのことで様々な差別など社会的不効用を被る。